2020/02/24

南米の旅(チリ・サンティアゴ編)

遅くなってしまいましたが
年末年始に訪れた南米3ヶ国について
旅の記録をまとめておこうと思いますので
よろしければお付き合いください。

まず最初に訪れたのはチリ。
今回利用したエアカナダが、ブエノスアイレスへ行く途中
チリのサンティアゴを経由するということで
せっかくなら立ち寄っておきたいと思い、1泊してきました。


ホテル選びについては、
僕の好きなマンダリンオリエンタルも候補ではあったのですが、
少々立地が不便な(地下鉄駅から遠い)こともあり
より街の中心に近いリッツカールトンにお世話になりました。

空港に着いて感心したのが入国審査のとき。
係員の人が指示を出して、空いてるブースへ誘導することはありますが
こちらでは液晶画面に表示された番号のブースへ進む仕組みで
言葉の心配もいらない、便利なシステムでした。


空港からホテルまでは乗合のミニバスを利用しましたが、
セキュリティエリアを出る手前にある2社のうち
左側にあったDelfos社のカウンターで話を聞くと
ミニバスなら隣のTRANCEVIP社で申し込んで、とのこと。

ホテルのあるラスコンデス地区までは9,000ペソ(約1,300円)。
言われた番号のゲートを出ると、目の前にはミニバンがずらりと並んでいて、
車内で他の乗客を10分ほど待ちましたが、満席の状態で出発し
途中、他のゲストを下ろしながら40分ほどでホテルに到着しました。


ちょうどお昼時だったこともあり
部屋に荷物を置いた後は
クラブラウンジでランチをいただき、
その足でサンティアゴの街を観光することに。

とはいっても、サンティアゴはデモの影響があって
地下鉄駅が使えない場所もあるらしく、
市街地を見下ろすサンクリストバルの丘へ向かうために
僕が見つけた移動手段は何とロープウェイでした。


新市街側にある駅までは、
南米一の高さを誇るスカイコスタネラから徒歩10分程度。
ホテルからは20分ほど歩きますが、
意外と歩いている人がいるので、迷わず辿り着けました。

チケットの窓口で、ラウンドトリップが通じず
指で地図を往復させることで何とかチケットを購入(笑)。
結構、地元の人には人気が高いようで
乗り場には行列が出来ていました。


いざゴンドラに乗り込むと、一気に高度を上げて進んでいき、
振り返ると一際高く聳え立つスカイコスタネラと
その背後にアンデス山脈が広がり
約10分間の空中散歩を楽しむことが出来ます。

山上の駅に着いた後は、道なりに歩いていき
道が二手に分かれるところで、
右手の急な坂道の方を登っていくと
丘の頂上に大きなマリア像が見えてきます。


このとき、偶然にも太陽の周りに虹がかかっていることに気づき
急いでマリア像の真下まで行ってみると、
まさに後光が差しているかのような神々しい雰囲気。
この旅の無事をお祈りしてきました。

サンクリストバルの丘からは
旧市街へ向かうケーブルカーもあるのですが、
旧市街から地下鉄に乗るのが怖かったこともあり
ロープウェイで再び新市街へ戻ることに。


来た時に通り過ぎたスカイコスタネラを目指して
ビルの袂にある巨大なショッピングセンターへ。
この日は日曜日で、通常はどのお店も休業しているのですが
ここだけは普通に営業しているせいか、ものすごく賑わっていました。

その反面、最上階の展望台へ向かう人はとても少なく
カウンターにも先客が2組いるだけ。
エレベーターを待っている間にそれなりに人が集まりましたが
展望台は空いていて、ある意味とても快適でした。


2層の展望台のうち、最上階の60階はオープンエアになっていて
東西南北どの方向にも景色が開けていて壮観です。
帰りはショッピングセンターの最上階部分で降ろされるので
そのままお茶や買い物を楽しんでもいいかもしれません(特に日曜日は)。

ホテルまでの帰り道は人通りも少なく
開いているお店もなくとても静かでしたが、
新市街は道路も広く、視界が開けているのもあり
怖いな・・・と感じることはありませんでした。


流石に飛行機に20時間以上乗っていた疲れもあり
この後はホテルでのんびり過ごしましたが
こういうとき、何も考えずに食事をいただける
クラブラウンジの何とありがたいこと・・・。

今回、旧市街へ行くことが出来なかったのは残念でしたが、
周りを高い山で囲まれた場所に高層ビルが立ち並ぶという
日本にはないフォトジェニックな風景も楽しめ
サンティアゴへ立ち寄っておいて良かったな・・・と感じる滞在でした。

2020/02/23

アフタヌーンティ@アマン京都

先日、昨年の秋に開業したばかりの
アマン京都に滞在してきたのですが、
フォトジェニックな見た目が話題となっている
アフタヌーンティもしっかりといただいてきました。

正門を入って左手に建つリビングパビリオンは
建物の南北から明るい光が射し込み、
中央の暖炉を囲むように席が配置され
しっとりとした非日常を楽しめる空間が広がっています。


こちらのアフタヌーンティはゲスト以外でも予約可能で
この日は地元の奥様方と思しきグループの姿も。
座席は人数に合わせて、フレキシブルに移動しているようで
予約の時間が来るごとにスタッフの方が席を動かしていました。

自分はテラス席越しに庭園が眺められる
窓側の席にテーブルを用意していただき
スイーツが出て来るまでの間は
オリジナルのフレーバーティーが振る舞われます。


しばらくして恭しく運ばれてきた
二段重ねの上品な木箱を開けると
そこには美しく盛り付けられたセイボリーと
和菓子のような佇まいのスイーツの姿が。

見た目以上に中身もなかなか個性的で
サバとなますのサンドイッチ、フォアグラと黒豆の最中、
竹炭で色づけしたシュー生地や
苔岩を模したスイーツなどこだわりを感じる逸品ばかり。


ガラスの器に入ったレモンとチーズケーキのパフェを挟んで、
焼き立てのスコーンが籠に入れて届けられ、
付け合わせのクロテッドクリーム、花梨のジャムに加えて
黒蜜がラインナップされているのも京都ならでは。

洋梨のソルベで口直しした後は、
こちらのアフタヌーンティ名物とも言える焼き団子の実演。
小さな七輪を乗せた台車とともに現れたシェフが
その場でお団子を炙ってくれるのです。


味噌だれ、みたらし、あんこの中から
上に乗せるものを選べるのですが
3つの団子それぞれに違う味を選ぶことも出来るので
せっかくなので「全部乗せ」をいただきました。

最後は男性スタッフが再び台車とともに現れ
自分の選んだ茶碗で抹茶を立ててくれるサービスも。
ちなみに飲み物は一杯ずつ提供され、
茶葉の変更とおかわりは自由というスタイルでした。


京都市街からそれほど離れていない場所にもかかわらず
深い森の中でいただく特別なアフタヌーンティ。
車でなくても訪れることが出来るので
観光の合間に、非日常体験を味わってみてはいかがでしょうか?

2020/02/09

朝食@パラシオドゥオパークハイアットブエノスアイレス

アルゼンチンのお正月は家族で家で過ごすそう。
そのため大晦日の夜から元日の午前中は
バスも本数を減らして運行されたり
タクシーもほとんど走っていません。

ということでパークタワーから車で5分ほどの距離にある
パークハイアットへ移動したかったのですが
車寄せで待機しているタクシーが一台もなく
しばらく待ってから、何とか移動することが出来ました。
(皆さんもご注意ください)


ところが、パークハイアットへ到着すると
広めに取られた車寄せには結構な車が止まり
ロビーにはゲストが溢れていて
お正月の静けさはどこに?と言った賑わいを見せていました。

チェックインも行列が出来ていましたが、スタッフの方は至って冷静。
部屋の準備がまだ出来ていなかったので、
今日、僕が日本から到着したことを想定してか
待ち時間を使って、スパでのシャワーを提案してもらえる一幕も。


パレス棟とタワー棟に分かれた館内は
飲食施設も2棟にそれぞれ用意されていて、
朝食はオールデイダイニングのジョイアレストランと
パレス棟にあるピアノノービレサロンズが選べます。

ジョイアレストランの方が規模も断然大きく
庭を見上げるテラス席も用意されていますが、
ピアノノービレサロンズの方は優雅な雰囲気があり
見晴らしのいいテラスで朝食がいただけます。


予約したときは朝食付きのプランではなかったのですが
チェックインの数日前に朝食がUS$20で追加できるという案内があり
かなり割安だと思い、追加しておいたのですが
現地通貨でも1400ペソ(約2,500円)でいただくことが出来ます!

僕は当日、ブッフェではなくアラカルトから
フレンチトーストをいただいたのですが
鳥の囀りが聞こえる庭園に面した
気持ちのいいテラスでいただく朝食は雰囲気込みで格別です。


この日は朝は晴れ間があったものの
次第に空は怪しい雲行きに。
食事を終えると、雨が降り出してきてしまったので
屋外で食事を出来たのはラッキーでした。

ピアノノービレサロンズの営業は
ジョイアレストランよりも30分遅い朝7時から。
時間になっても開店しないというハプニングはありましたが
天気がいい日には、ぜひパレス棟まで足を運んでみてください。

2020/02/02

朝食@パークタワーラグジュアリーコレクションホテルブエノスアイレス

チリのサンティアゴで一泊した後は
目的地のブエノスアイレスへ移動。
前日の続きのような感じでエアカナダを利用して
一気に雄大なアンデス山脈を越えました。

ブエノスアイレス滞在中、一日は遠出に当てる予定で
最終的にウルグアイへ行くことにしたので
フェリーターミナルの近くにあるホテルを探して
徒歩圏にあるパークタワー(名称が長いので省略)に宿を取りました。


隣のシェラトンと建物を共有しているのですが
パークタワーの方がロビーも開放感と高級感があって
客室面積もこちらの方が広く取られているので
しっかり差別化されている印象でした。

朝食は日本式でいうと3階(現地だと2階)にある
ホテル唯一のダイニング、セントレジスレストランで用意され
朝は6時30分と早めの時間から
オープンしているのもありがたいところ。


館内はエントランスにソファの置かれたラウンジ、
その右手に落ち着いたテーブル席、
そして窓側は一段下がった場所に
ガラス天井の明るいテラス席が用意されています。

朝食ブッフェは基本的に宿泊料金に含まれているので
席まで案内された後は、いざカウンターへ。
料理は4つのエリアに分かれていて、ひとつは温かい料理、
ひとつはフルーツや野菜、ひとつはシリアルと牛乳。


そして一番特徴的だったのがカウンターひとつ
まるごと占有したパン類のコーナー。
ハチの巣で提供されるハチミツをセンターに
美味しさそうなフルーツのタルトなど種類も豊富でした。

2日間利用して感じたのは、
1日目はゲストもそれなりにいるのに
スタッフの数も少なく、あまり愛想もなく
料理の味もこんなものかな?と言った感じだったのです。


それが2日目(元旦)はゲストが自分しかいないのに
スタッフの数は倍以上、愛想もあってサービスも手際よく
同じ料理のはずなのに、なぜか味も引き締まった印象・・・
という南米クオリティー?を体感することに。

2日目は特に朝から天気も良く
テラス席には明るい光が射し込んでいたこともあり、
元旦の静かなブエノスアイレスの街並みを眺めながら
爽やかに朝食をいただくことが出来ました。