2018/09/23

スリランカの旅(ゴール編)

今年の夏休みは世界遺産と癒しを求めて
インドの南東に浮かぶ
まるでティアドロップの形のような島国
スリランカを旅してきました。

日本からは直行便も飛んでいますが
短い休暇を有効に活かすため
深夜便でシンガポールに移動した後、
朝、コロンボへ向かうスリランカ航空を利用しました。

これまでビジネスクラスを利用したことはありますが
全て特典航空券かアップグレード。
今回は料金が手頃だったこともあって、
初めて自腹でのビジネスクラスでした。


インド洋を越えて3時間50分、
コロンボのバンダラナイケ空港に無事着陸し、
入国審査官を選び放題のイミグレーションを抜けると
あっさり到着ゲートへ辿り着いてしまいました。

ここからゴールにあるアマンガラへ移動するため
事前に車を手配していただいていたのですが、
あまりに早く出てきたせいか
お迎えのスタッフさんがいなくて焦る場面も。


その後、無事にスタッフさんと合流し
専用の送迎車に乗り込むこと2時間、
インド洋にせり出すように造られた
ゴール旧市街にあるアマンガラに到着しました。

リゾートの中をバトラーさんに案内していただき
自室で荷物をほどいた後は
アフタヌーンティを楽しみながら
早速、癒しの時間を堪能。


少し日差しが和らいできたところで
いよいよ世界遺産の街歩き。
岬全体をぐるりと要塞で囲まれた街は
何ともノスタルジックな空気に満たされています。

その立地上、重要な貿易拠点として
ポルトガル、オランダ、イギリスに統治され
スリランカの文化と西洋の文化が混ざり合った
独特な景観が今も残っているからかもしれません。


アマンガラの面した通りはチャーチストリートと呼ばれ、
すぐ隣にはオランダ教会、
その先にはイギリス系の諸聖人教会と
その名のとおり、壮麗な教会が立ち並んでいます。

もちろんここはスリランカなので
白亜の仏塔を持つ仏教寺院もありますし、
ゴールにはムスリムが多く住んでいるらしく
立派なモスクも共存しています。


この要塞の中へ入るには2つの門があって
大きなロータリーを備えたメインゲートと
その脇道を進んだ先、東インド会社の紋章を掲げた
ひっそりとしたオールドゲートがあります。

オールドゲートを抜けると大きな広場があり、
今はショッピングモールとして再生した
オランダ軍人病院の建物の裏手に出ると
インド洋を一望する灯台が現れます。


灯台の足元には小さいながらも
林の中に隠れるように美しいビーチが広がり
地元の人が水遊びを楽しんでいる
微笑ましい風景も。

要塞は直線状に伸びていて
その要所要所に砲台を据えた砦が築かれ
そこからまた角度を変えて
最終的に一周できるようになっています。


要塞の中にある街は基本的に碁盤の目状ですが
起伏に合わせて坂道があったり
クランク上の路地もあったりと
迷路に迷い込んだような造り。

通りにはカフェやレストラン、
スリランカらしく宝石を扱う商店や
雑貨店、ギャラリーが軒を連ねていますが
地元の人向けのお店はあまりないような印象でした。


ゴールの街で一番驚いたのは翌朝。
アマンガラで朝食を食べようと
7時頃にダイニングへ向かうと
街が喧騒に包まれているではないですか。

実は、アマンガラの近くに小学校があって、
そこに通う生徒さんたちの通学ラッシュで
ひっきりなしにスクールバスや自家用車が横付けされて
代わる代わる子どもたちを下ろしていくのです。


スリランカの学校は7時半始業で
7時すぎはちょうど混み合う時間のよう。
みんなお揃いの白い制服に身を包み
続々と学校へ足早に向かう姿は壮観です。

とはいえ、その時間以外は車も少なく
静かでゆったりとした時間が流れていて、
トゥクトゥクの運転手さん以外は
観光客相手にガツガツしてるような感じもありません。

セピア色の写真そのままのような
様々な文化が融合して生み出された街並みを
まるでタイムスリップしたかのように
マイペースで巡ることが出来る素敵な場所でした。

2018/09/16

朝食@パークハイアット東京

先日更新しましたパークハイアット東京の
ホテルレポートに続いて、
意外なことにこのブログでは初めてとなる
朝食についてご紹介させていただきます。

パークハイアット東京での朝食は
レセプションへ向かうロビー階の長い廊下の途中、
ポートレートの飾られた高い天井が目を引く
ジランドールでいただくことが出来ます。


朝6時30分の営業開始と同時に伺うと
中央のホールを抜けた一段高い場所、
新宿の高層ビル群が視界に広がる
東向きの窓側の席へ通していただきました。

他にも個室としても使える
ガラスで仕切られたスペースもあったり
プライベートな空間が確保できるボックス席もあるので
好みに合わせて選ぶことが出来ます。


朝食のメニューは別途卵料理が追加できる
通常のフルブレックファストに
和食と健康志向の2種類のセットメニューと
アラカルトが用意されています。

中央のホールと窓側の席との間に
設置されたテーブルの上には
なかなか見かけないパッションフルーツや
鉄鍋で提供されるホットミールが並んでいました。


かくいう自分はランチの時間に
アフタヌーンティが控えていることと
卵料理が食べられないので
アラカルトメニューからフレンチトーストをいただきました。

色んな場所でフレンチトーストを食べていますが
ジランドールのものは厚みのあるパンが使われ、
周りにまとった卵の味が少し強めで(個人的にはそれが辛かったのですが・・・)
中までしっかり味の染みたフワフワの食感が楽しめます。


また付け添えにメープルシロップと
バニラの効いたホイップクリーム、
ブルーベリーのコンポートが付いてくるので
好みの味にアレンジできるのも嬉しいところ。

この日は生憎の曇天模様でしたが、
41階から新宿の街を見下ろしていただく朝食は格別。
優雅な雰囲気の外国人ゲストに紛れて
非日常空間を存分に楽しめること請け合いです。

2018/09/02

ポルトガルの旅(シントラ編)

リスボンで2泊する間に
一度は行きたいと思っていた世界遺産、シントラの街と
ユーラシア大陸最西端のロカ岬を目指して
日帰りのショートトリップを楽しんできました。


出発はリスボン到着日にロッカーが満杯だったロシオ駅。
ここで電車の往復チケットとシントラ市内のバスや
ロカ岬へのバスが乗り降り自由となる
シントラ周遊パス(Bihete Train & Bus)を購入します。

ロカ岬へ向かうバスはシントラとカスカイスの
2つの街を結ぶ路線の途中にあるため
シントラへ戻らなくても、カスカイスからリスボンへ帰れるので
効率よく観光できるのがポイント。



ロシオ駅からシントラ駅までは電車に揺られること40分ほど。
終着駅のシントラは駅舎も小ぢんまりとしていてローカルな雰囲気。
駅舎を出て右側に進んだ場所にあるバス停から
シントラの見どころを結ぶ434番のバスに乗ります。

駅より先はアップダウンの続く山道を
右へ左へカーブしながら進んでいくので結構ハード。
最初にムーアの城跡に立ち寄りますが、
自分はパスして次のペーナ宮殿へ。


この日は土曜日で天気も快晴だったので
開場前にも関わらず、ペーナ宮殿のチケット売り場にはすでに行列が。
15分ほど並んで、チケットを入手した後は
宮殿へ向かって長い坂道をひたすら登っていきます(有料バスあり)。

イスラム建築の美しいゲートを抜けて、
優美なトンネル状のアプローチを進んでいくと
目の前にはビビットカラーに彩られた
物語に出てきそうな壮麗な宮殿が目の前に。


宮殿自体がすでに山上に建っているので
入口に立った時点で眺めは抜群です。
付近には見張り台のような小さな塔があって、
誰でも自由に登れるので、格好の撮影スポットになっています。

迷路のような宮殿の中を進んでいくと
その途中で見晴らしのいいテラスに辿り着くのですが、
こちらは何も視界を遮るものはなく
シントラの街だけでなく、大西洋まで望むことができます。


存分にペーナ宮殿を楽しんだ後は
再びバス停まで戻って、次の目的地レガレイラ宮殿へ。
ひとまずセントロのバス停で降りて、
そこからは整備された道路を歩いて15分ほど。

こちらは宮殿そのものよりも
周りに築かれた様々なアトラクションが見どころで
まるで異世界へと伸びるようなイニシエーションの井戸と
その下へ続く螺旋階段が代名詞的な存在となっています。



本当に照明設備がないので、手持ちの灯りがないと
どこへ進んでいいのかわからないほど。
手探りで水の音が聞こえる方へ進んでいくと
やがて森の中に流れ落ちる滝の裏側に辿り着きます。

滝の表側に行くためには
少々スリリングな飛び石があったり、
斜めに伸びる橋が架けられていたりして
非日常的な空間を楽しめる仕掛けも満載。



宮殿の広い敷地内には
美しいステンドグラスが印象的なチャペルも備え、
独創的な外観の宮殿を囲む庭園に咲く
色鮮やかな花々も印象的でした。

レガレイラ宮殿を後にして、
セントロのバス停から一旦シントラ駅へ戻り、
駅の近くにある可愛らしい雰囲気のカフェサウダーデで
サンドイッチと地元の名物スイーツ、ケイジャーダのランチ。


ランチでお腹を満たした後は、駅舎の西側にあるバス停から
403番のバスに乗って、いよいよロカ岬を目指します。
こちらのバスは30分間隔で運行しているので、
次のバスを待つ間にロカ岬の観光が楽しめます。

バスが幹線道路を離れて、坂道を下り始めると
目の前にはエメラルドグリーンの大西洋と
赤い屋根の灯台が見えて来ます。
ここがヨーロッパ最果ての地、ロカ岬です。


ロカ岬の灯台の周りは緑が生い茂り
エメラルドグリーンとのコントラストも絶妙。
柵の中に入ってはいけないと書かれているのですが、
草原の中を歩いている人の姿も・・・。

一見、なだらかな丘のように見えますが
横から見てみると、草原の先は断崖絶壁。
陸地が途絶え、目の前に広がるのは果てしない海・・・。
まさに世界の果てを体感することが出来ます。


岬の突端にある十字架を高く掲げた標柱で
記念撮影をするのはどこの国も一緒のようで、
この日も沢山の観光客が来ていましたが、
タイミングを計って無事に撮影。

ちなみに、ロカ岬の観光案内所では、
ユーラシア大陸の最西端到達証明書を発行しています。
10ユーロしますが、独特な字体で名前を書いてくれるので、
思いの外、いい記念になりました。


ロカ岬からはシントラを30分後に出発した
後続のバスに乗って、カスカイスへ。
シントラからは40分くらいかかりましたが
カスカイスへは30分ほどの道程でした。

リスボンのカイス・ド・ソドレ駅と
カスカイス駅を結ぶ丸みを帯びた可愛らしい電車は
大西洋とテージョ川に沿って快調に進み、
最終的には満員状態でリスボンへ到着。


朝8時すぎに出発して、15時半には戻って来れる
シントラ周遊のショートトリップ。
世界遺産と大陸最西端が電車とバスで気軽に楽しめるので
リスボンへ行かれる際は、ぜひ足を運んでみてください!

2018/08/26

ポルトガルの旅(リスボン編)

ポルトで1泊した翌日は首都のリスボンへ。
ホテルのすぐ隣にあるサン・ベント駅で
美しいアズレージョを見学した後、
一駅先のカンパーニャ駅から特急列車で向かいます。


リスボンの北の玄関口、サンタ・アポロニア駅には
定刻よりも少し遅れましたが、2時間40分ほどで到着。
まずはさておきリスボアカードを手に入れようと
駅構内にある観光案内所へ。

ところが、事前に調べていた情報では
13時まで営業しているはずの観光案内所が
7時半~9時半までの2時間しか営業していないことが発覚・・・。
この時点で自分のスケジュールが崩れてしまうことに。


ちなみにリスボアカードは、選択した期間中の
公共交通機関が無料で利用できるだけでなく、
世界遺産のジェロニモス修道院やベレンの塔にも
入場できるリスボン観光必携の便利なカードです。

本来であればここでカードを入手した後、
ロシオ駅へ移動して、荷物をロッカーに預ける予定だったので
ひとまず地下鉄の1回券を購入して、ロシオ駅へ移動したのですが、
お目当てのロッカーは何と満杯・・・。

ロシオ駅にある観光案内所の場所を
事前に調べていなかったこともあり、
もう一度1回券を購入して
一度ホテルに荷物を預けてから出かけることにしました。

ホテルでやっと身軽になった後、
再び地下鉄でコメルシオ広場に向かい
その一角にあるリスボアストーリーセンターという場所で
ようやくリスボアカードを購入することが出来ました・・・。


気を取り直して、市内でも少し遠い場所にある
ジェロニモス修道院とベレンの塔を目指して
ちょうどやって来た15番のトラムに意気揚々と乗り込んだのですが、
これがまた思いっきり反対方向のトラムという失態。

結局、ベレンの塔に到着したのは
予定していたよりも1時間以上遅い15時近くでした。
しかも平日にも関わらず、見学待ちの長い行列が出来ていて
中に入れたのはそれからさらに1時間後のこと・・・。


入場制限がかけられていたのか、
中にいた人が一旦、リセットされた状態だったので
眺めのいいテラスや屋上も人気が少なく
写真を撮る分にはいいタイミングだったかも?

そこからテージョ川沿いを東に向かって歩いていくと
次の目的地、発見のモニュメントがすぐに見えてくるのですが、
一旦、ヨットハーバーを迂回しないと辿り着けないので
意外と歩く距離があります。


海洋王国だったポルトガルを象徴する発見のモニュメントには
エンリケ航海王子を先頭にバスコ・ダ・ガマや
フランシスコ・ザビエルの姿も刻まれていて、
想像しているよりも巨大で見応えがありました。

次の目的地、ジェロニモス修道院へは
北側にある地下道をくぐると、比較的すぐに移動できます。
来るときにトラムで見たときは長蛇の列が出来ていましたが、
自分が着いたときには10分もかからず入場することが出来ました。


中庭を囲むように張り巡らされた回廊に沿って
修道院の礼拝堂などが残されていて
神聖な祈りの場であったことを今もなお感じさせる
静かで壮麗な空間が広がっています。

この日は天気が良く、日差しも強かったので
回廊を支える優美なデザインのアーチが
真っ白な床面にくっきりと影を刻んでいて
幻想的な空間を創り出していたのが、特に印象的でした。


ジェロニモス修道院を後に
再びトラムに乗り込んで、リスボンの市街地へ戻り
カイス・ド・ソドレ駅でトラムを降りて
向かった先はリスボン名物のひとつ、ケーブルカーのビッカ線。

麓側の駅は例にもれず観光客でごった返していたので
乗ることは早々にあきらめて
ケーブルカーの通る長い坂道をひたすら登り
途中、すれ違う姿をカメラに収めながら終点まで移動することに。


頂上側の駅からはケーブルカーはもちろん
狭い路地の風景と坂の下に広がるテージョ川が見られるので
撮影するには絶好のロケーション。
そして乗車待ちの列もないので、すぐに乗れる穴場スポットでもあります。

続いて向かったのはサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台。
商店が軒を連ねる賑やかな通りを抜けて
坂道を登っては下りる道程は、
ちょっとしたハイキングのような様相。


途中、フランシスコ・ザビエルゆかりの教会で
天正遣欧少年使節団が宿舎として利用したという
サン・ロッケ教会の中を見学出来たのですが、
日本人にとっては歴史に思いを馳せる感慨深い空間かもしれません。

目的のサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台も
実は日本人に馴染み深い場所。
消臭力のCMでミゲル君が歌っていた場所といえば
誰もが思い出すのではないでしょうか?


ところが何とテラス部分が工事中で
手前の公園までしか立ち入れず・・・。
とはいえ高台から望むリスボンの街並みは美しく
パノラマを満喫することは出来ました。

この日の観光はここまででしたが、
予定していた観光が終わらなかったので、
最終日の朝、まだ人出が少ない時間に
リスボンで一番古い街並みが残るアルファマ地区を散策。


リスボンの大聖堂の脇をすり抜けて
辿り着いたサンタ・ルチア展望台は貸し切り状態。
昔ながらの街並みと朝日に輝くテージョ川を堪能した後は
階段を下りて、迷路のような街へ。

入り組んだ路地を地図も見ずに勘だけで歩きながら
地元の人に愛される小さなパン屋さんを見つけたり、
生活感のある下町風情を満喫して
ポルトガルの旅を締めくくりました。


想定外のトラブルで思わぬ時間を取られてしまいましたが
これも旅の思い出のスパイスなのかもしれません。
とはいえ、せっかくのリスボン観光を満喫できるよう
観光案内所の場所と営業時間について、事前にチェックするのをお忘れなく!

<公式サイト>
リスボンツーリストオフィス

2018/08/19

ポルトガルの旅(ポルト編)

もう8月も終わり近くですが、
5月のGW後半に訪問したポルトガルの旅について
限りなく頼りない記憶を頼りにしながら
備忘録的にまとめていきたいと思います。

ポルトガルは南北に長い国なので
短い期間で少しでも効率的に回れるよう、
フランクフルト経由でポルトから入り、
リスボンから出国する行程で旅をしてきました。

まず最初に降り立ったポルト空港で
ポルトの街の観光に役立つポルトカードを手に入れるべく
インフォメーションセンターに立ち寄ったのですが、
そこでは手に入らないという衝撃の事実が・・・。


空港からはトラムで中心部へ移動するため
(運行頻度が少し低めということもあり)
ここで時間を取られても仕方ない、ということで
結局、空港駅の券売機で1日(24H)乗車券を購入しました。

程なくやってきたトラムは
しばらく待たされたであろう沢山の旅行客を詰め込み
トラムとは思えないスピードで快走して
30分ほどでサン・ベント駅に到着しました。


今回滞在したインターコンチネンタルは
そのサン・ベント駅のすぐ隣ということで、荷物の移動も楽々。
目の前にはポルトの中心、リベルダーデ広場が広がり
街歩きには絶好のロケーションに建っています。

早速、荷物を預けて街歩き!ということで
最初に向かったのは、ホテルを出て左手(西側)に見える
この街のシンボルでもあるクレゴリスの塔の手前を
右に入った場所にあるレロ・イ・イルマオンという書店。


世界で3番目に美しい書店に選ばれている場所で
何と入店するには、5ユーロのチケットを買わなければなりません。
それにも関わらず入口には行列が出来ているほどの混雑ぶり。
ちなみに本を買ったら、代金から5ユーロ引いてくれるそうです。

とはいえ、書店の中はファンタジックな雰囲気。
おとぎ話に出てきそうな階段が中央に据えられ
天井には繊細な彫刻が施されていて、
建築物として十分に見応えがありました。


書店を後にして、さきほど右手に折れた場所まで戻り
今度は街を一望できる、クレゴリスの塔に登ります。
単に塔に登るだけではなく、順路どおりに進んでいくと
本体であるクレゴリス教会を2階にある回廊から見学することができます。

祭壇の中央にはマリア像が掲げられ
神聖な雰囲気が漂っているのですが、
その裏手に回り込めるようになっていて、
ガラス越しにマリア像の後ろ姿を見られるのはレアな体験かもしれません。


長く狭い階段を登りきった先は
回廊状の展望台になっているので、
ポルトの街並みを360度見渡せる絶景スポット。
ドン・ルイス1世橋が見えないのはご愛嬌ということで。

塔を下りた後は、ドウロ川方面に向かって
細い路地が張り巡らされた迷路のようなポルトの街を散策。
かなり起伏が激しく、道は石畳ですが
どこを切っても絵になる風景が待ち受けています。


賑やかなフローレス通りを抜けて
広い道に出ると程なくしてボルサ宮殿が現れます。
その裏手に隣接し、川沿いに佇んでいる
サンフランシスコ教会が次の目的地。

バラ窓のある重厚なファサードから中に入ると
そこにはおよそ教会とは思えない
目を見張るような金色の荘厳な世界が広がっています。
内部は撮影が禁止されているので、しっかりと目に焼き付けてきました。


そこから川沿いに歩いていけば
風光明媚な眺めが楽しめるリベイラ地区に辿り着けます。
ここに来て、やっと目の前に壮麗なアーチ橋、
ドン・ルイス1世橋を見ることが出来ました。

ひっきりなしに観光客向けのクルーズ船が出入りする埠頭には
レストランやカフェのオープンテラスが軒を連ねているので
爽やかな風が吹き抜ける空間で
しばらく景色を堪能するのもいいかもしれません。


さて、お次は下から見上げていた橋の上を渡ります。
渡るためには下ってきた坂の分、当然その高さまで戻らないといけません。
一番手っ取り早いのはケーブルカーに乗ってしまうことですが
僕はリベイラ地区の路地を抜ける長い階段を歩くことに。

階段の先にはポルトの大聖堂が鎮座していて
そのテラスからもドウロ川の眺めが楽しめます。
必見は聖堂の北側にある回廊に飾られたアズレージョ(タイル絵)。
見落とさないようにご注意ください。


その大聖堂の裏手に伸びる道がドン・ルイス1世橋につながっています。
車は立ち入ることが出来ず、
緩やかな下り坂になっている途中からトラムが現れて、
人とトラムだけが渡れるようになっています。

橋の上からはさっきまでいたリベイラ地区や
その対岸にあるポルト名産のポートワインの醸造所を一望できます。
絶好の写真スポットでもありますが、
トラムがすぐ脇を通り抜けるので、ぶつからないようにご注意を!


フォトジェニックなポルトの散策もいよいよラスト。
長い橋を渡り切った後、一旦、大通りの車道まで歩き
折り返すように伸びる地味にキツい坂を登って
セーラ・ド・ピラール修道院の展望テラスへ。

ここからの眺めはポルトの街を紹介する
ウェブサイトやパンフレットでも必ず目にするほど。
トラムの走るドン・ルイス1世橋越しに
リベイラ地区や大聖堂のパノラマが広がっています。


時間と体力と気力があれば、夜でもテラスまでは入れるので
夜景を楽しむことも出来ます。
帰りは修道院の下にトラムの駅があるので、
歩き疲れても楽に帰れるのが嬉しいポイントです。

今回の旅では、その美しい眺めを一目見てみたいと
短い日程をやり繰りして、ポルトへ足を伸ばしましたが、
実際に訪れてみると、想像以上にフォトジェニックな街でした。
ぜひ皆さんもその目で確かめてみてください!

2018/08/12

ホテル開業情報(マンダリンオリエンタルホテルグループ)

しばらくぶりの更新となってしまった
海外のホテル開業情報ですが、
ここ最近、自分の好きなホテルブランドでもある
マンダリンオリエンタルが動きを見せています。

ホテル好きな方なら
すでにご存じの情報ではあるかと思いますが
こちらのブログでも情報をまとめておきたいと思いますので
ご参考になれば幸いです。

【マンダリンオリエンタルドーハ】

まずは中東、アラビア半島北部の
ペルシャ湾にせり出すような場所にある国、
カタールの首都ドーハに開業予定の
マンダリンオリエンタルドーハから。

こちらは2017年には開業予定でしたが
現在は2018年開業というアナウンスに変わったまま
いまだに予約の受付開始もされず
傍から見ていると、長いこと宙に浮いているような状況です。

場所はドーハの中心部の再開発されたビジネス街区にあり、
プールや部屋の内装はアラビアンテイストで
エキゾチックな雰囲気が随所に感じられる
ラグジュアリーな空間に仕上がっています。

カタールは2017年に周辺諸国から断交され、
その状況が現在もなお続いています。
ホテルの開業にも少なからず影響を与えているのかもしれませんが
無事に開業できることを願っています。

<公式サイト>
マンダリンオリエンタルドーハ

【マンダリンオリエンタル北京(王府井)※日本語表記不明】

北京のマンダリンオリエンタルといえば
2009年、春節で上げられた違法な花火が原因で
開業間近だったビルが火災に遭ったことを
思い出される方も多いと思います。

そんな北京では現在2つのホテル計画が進められていて
そのうちの1つ、北京随一の繁華街・王府井に
前述のホテルとは”別の”ホテルとして
2018年の後半に開業が予定されています。

観光はもちろん、買物や飲食にも便利な立地で
再開発されたビルは高層ではありませんが
北京の象徴でもある故宮や天安門広場が徒歩圏にあり
屋上テラスからもその眺めを堪能できるそう。

およそ10年遅れで開業する
待望のマンダリンオリエンタルですが
もうひとつのプロパティも開業を控えているので
近い将来、ホテルのハシゴが楽しめるようになるかもしれません。

<公式サイト>
マンダリンオリエンタル北京(王府井)

【マンダリンオリエンタルレイクコモ】

最後は直近のニュースでもアナウンスされていますが、
イタリア北部、ミラノやスイス国境にも程近く
高級別荘地として名高いコモ湖畔に
マンダリンオリエンタルが開業します。

現在、イギリスの投資会社が
カスタディーバリゾートとして運営しているホテルをリブランドして、
2019年春からマンダリンオリエンタルとして
営業することが決まりました。

19世紀に建てられた歴史的建造物を中心に
9棟のヴィラ(うち2棟は完全なプライベートヴィラ)も用意する
マンダリンオリエンタルが西ヨーロッパで展開する
初めてのリゾートプロパティになります。

ロマンティックな雰囲気の中
風光明媚な湖畔の眺めを堪能できる
優雅なリゾートになること間違いなし、ということで
いつか自分も泊まりに行ける日が来ることを願うばかりです。

<公式サイト>
マンダリンオリエンタルレイクコモ

<公式サイト>
カスタディーバリゾート&スパ

2018/07/22

朝食@シャングリ・ラホテルコロンボ

ゴールでの滞在を楽しんだ翌日は
バスで3時間かけてコロンボへ戻り、
海沿いの再開発地域に昨年出来たばかりの
シャングリ・ラホテルコロンボに滞在しました。

真新しいホテルは施設も充実しているため
滞在期間中はファッションウィークという
大規模なイベントが催されていて、
昼夜問わず沢山のゲストで賑わっていました。


今回はホライゾンクラブの部屋で予約していたので
ホテルの最上階(32階)に設置され、
建物の西側(海側)の一辺をすべて利用した
クラブラウンジで朝食をいただきました。

エレベーターを降りるとすぐに
ガラス張りで開放感のあるクラブラウンジのレセプションがあり
大きな自動ドアを抜けた先、
窓の向こうにはインド洋が見えるという絶好のロケーション。


レセプションから右手に入ると
ソファセットやテーブルが置かれた部屋が続き
その通路に朝食やアフタヌーンティ、軽食が提供される
カウンターが並んでいるというレイアウト。

一番奥の広いスペースはコーナーになるため
海とコロンボの中心街の両方が見渡せ、
さらに右手には貸し切りのできる
ミーティングルームも用意されています。


クラブラウンジの朝食は少し物足りない場合もありますが
こちらの朝食はパンの種類が豊富に揃い、
温かい料理も多く、冷菜、フルーツも用意されているので
通常のホテルの朝食と遜色ないような気がしました。

また、スタッフが常に気を配っているので
トースターやコーヒーマシンの前で
使い方がわからずにいると、すぐに助けに来てくれ
食事は美味しい?と声をかけてくれるのも好感が持てました。


一番印象に残っているのは
観光から帰ってきたのが19時半すぎで
カクテルタイムの終わりギリギリで
食事を摂ることが出来たときのこと。

それまでいなかった僕に気づいたスタッフさんが
何も食べてないのでは、と思ったらしく
”いま食事を下げたばかりだから、裏から何か持ってくるよ?”と
心配して声をかけてくれたのには、久しぶりに感激しました。

スリランカの国民性なのかわかりませんが
スタッフは一様にみんなにこやかで朗らか。
話好きな人が多いので、英語がもっと話せたらと思う場面もあるほど
とても居心地のいい滞在が出来ました。