吹雪のクライネシャイデック駅を後にして、
帰りはラウターブルンネン経由でインターラーケンへ戻ることに。
実はこのラウターブルンネン周辺の景色が
あまりにも幻想的で、その美しさに惹かれて
この旅を決意したようなもの・・・だったにも関わらず
生憎の天候で、半分あきらめかけていました。
ところが、手前のヴェンゲンの街についた辺りで
雲間から束の間の太陽の光が差し込んできたではないですか!
これはもしかして期待できるかも?と、ドキドキしながら待っていると
グングンと高度を下げていくヴェンゲン・アルプ鉄道の車窓に
僕が見たいと憧れていたU字谷の雄大な景色が飛び込んできて、
思わず”来たぁ~!!”と心の中で叫びつつ、
勢い列車の窓を開けて、ひたすらシャッターを切りまくってしまいました。
ラウターブルンネンの小さな村を散歩していると
また雨が強く降り始めたので、急いで駅に戻り
インターラーケンの街へ移動。
心配していた雨も上がり、駅から7~8分ほど歩いて、
街の中心にあるヘーエマッテという広場へ。
インターラーケンの観光名所はこの辺りに集中していて、
カジノやその前にある高級時計の専門店を冷やかしつつ、
ランチはデ・ザルプというレストランで
地元の名物料理レシュティをいただきました。
フライパンごと出されるこの料理、
見たカンジボリュームたっぷりで、食べきれるだろうか・・・(汗)
と不安になったのですが、美味しく完食させていただきました。
駅への途中、ホテルで預けた荷物を受け取り、
インターラーケンオスト駅から列車に乗り
次はスイスの首都ベルンを目指します。
途中、ずっとトゥーン湖というキレイな湖の畔を走っていくので
車窓も存分に楽しみつつ1時間ほどで目的地に到着。
ベルン駅から10番バスに乗って、目指すは高台にあるバラ公園。
先に駅から歩いて行って、最後にバスで駅に戻ることも考えたのですが、
高い方から下って行った方が楽だし、
帰りのバスで時間が読めないのも困るなと思い、こちらのルートを選択。
この公園に行く目的はただひとつ。
そこからは世界遺産にも登録されているベルン旧市街が
一望のもとに出来るのです!
馬蹄形のベルン旧市街を上空から撮影した写真はよく見かけますが
さすがにその高さからの景色は見られなくても、
バラ公園からその美しい街並を充分に堪能できました。
旧市街の建物は道路に面した部分が
2階以上の部分よりも2~3mほど奥まっていて、
そこにお店を構えているので
雨が降っても大丈夫なアーケードになっているのが特徴的。
石畳と中世の面影を残す街並は絵になる場所も多く、
2時間ほどの滞在でしたが、充分に楽しむことができました。
でも有名な時計台の仕掛けは、え、もう終わり?というくらい
ちょっと期待外れでしたけどね(笑)。
ベルン駅に戻り、1泊2日のちょっと遠め(苦笑)のショートトリップは終了。
今夜はやっと拠点のジュネーブへ。
ちょうど帰宅ラッシュの時間にぶつかってしまい、
僕は席を確保していましたが、2階建ての車両にも関わらず満員御礼。
1人掛けのクロスシートだったので、駅に着くたびに目の前の人が入れ替わり、
言葉もドイツ語からフランス語に変わるので、身近に異国情緒が味わえる
列車の旅もたまにはいいものだなと実感しました。
3日目へ続く・・・。
2日目-1に戻る・・・
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