2014/05/18

ロシア旅行メモ(ビザ取得編)

本サイトの方ですでに新しい宿泊記を
アップしているので、お気づきの方もいらっしゃると思いますが
先日のゴールデンウィークを利用して
3泊5日でロシアを訪問してきました。

観光資源に恵まれているにも関わらず、どこか閉鎖的で
誰もが自由に足を踏み入れることを良しとは思っていないないような
旧態依然とした制度が残っているため
いままで僕が訪れた国の中でもズバ抜けて、旅行の準備が大変な場所でした。

特に個人で旅行をすることは、なかなか難しく、
ネットで情報をかき集めなくてはならなかった経験を踏まえて、
せっかくなので、このブログでも
参考となる情報をまとめておきたいと思います。
(目指せワンストップサービス・・・?)

まず、ロシアに入国するにはビザの取得が不可欠です。
(ここでは観光ビザを前提に話を進めます)
いままでもいくつかの国で、ビザを取得する機会はありましたが、
基本的に現地に到着してからビザを取得することが出来るのに対して
ロシアの場合、必ず事前に取得しておかなければなりません。

それは仕方ないとして、そのビザを申請するには
申請書、パスポート、顔写真の他に
現地の旅行会社が発行する「旅行確認書」と
旅行費用が支払済であることを証明する「バウチャー」が必須となります。

ツアーで参加される方ならば、
全てその旅行会社が手配してくれるので、問題ありませんが、
旅行会社を通さず自分で何でも手配したいという人も
必ず国内であれ現地であれ、旅行会社の力を得ないといけない仕組みです。

そこで自分が利用したのは、
ネットでいろいろと調べた結果に辿り着いた
旅行確認書とバウチャーを599ルーブル(約1,800円)で発行してくれる
現地の旅行会社でした。(現在は手数料が12.83ユーロになってます)

自国の事情とは裏腹に、
必要事項を記入して、手数料をカード決済すれば
すぐにメールが届き、旅行確認書とバウチャーが一体となった書類を
これでホントに通用するのかな?というくらい手軽に受け取ることが出来ます。

それを持って、麻布台にあるロシア大使館領事部に行く訳ですが、
必然的に申請と受領で、最低2回は行かなくてはなりません。
その領事部の業務は平日のみ(土日とロシアの祝日はお休み)で、
しかも受付時間は9時30分から12時30分の3時間のみ。

自分はわざわざ半休や年休を取って領事部へ出向きましたが、
ここでポイントなのはロシアの祝日はお休みであって、
日本の祝日は受付業務をしていること。(僕は後で気づきました・・・)
なので、土日休みの方はぜひ祝日を活用してみてください。

ちなみにロシア大使館の周囲には警察官がたくさんいて
モノモノしい雰囲気を醸し出していますが、
正門の右手にある領事部の小さな入口(鉄扉)を入って
右手の階段を上るとビザの申請カウンターがあります。

番号札を取り、順番が来たら窓口に書類を提出します。
書類が受理されるといつ受け取るかを確認されるので、希望日を答えます。
期間によって手数料が決まりますが、2週間後の受け取りであれば無料です。
ただ無料の場合でも、必ず左隣の窓口で黄色の引換券を受け取ってください。
(書類に不備がなければ、申請自体はあっという間に終了します)

逆に受け取るときは黄色い引換券に署名した上で、
もらったときと同じ窓口に差し出せば、ビザを貼ったパスポートを返却してくれます。

ちなみに入国する際はパスポートチェックが2回あると聞いていましたが、
自分が入国したサンクトペテルブルクのプルコヴォ空港では、
自動的に入出国カードをロシア語表記で作成してくれました・・・。
カウンターはその1箇所のみで、入国の手続きは少し簡素化された模様です。

あとは注意点として、プルコヴォ空港についてから両替しようと思っていたのですが、
出口の脇にある銀行に行ったところ、日本円を受け付けてもらえませんでした。
かろうじて1,000ルーブル札を日本で入手し、ホテルまでの車を事前手配していたので
事なきを得ましたが、深夜の到着でバスに乗るような場合は注意してください。

以上、長々となりましたが、ロシア入国にまつわるアレコレを書き綴ってみました。
個人でロシア旅行をされる方にとって少しでも参考になれば幸いです。

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