2014/08/06

LCC搭乗レポート(ライアンエア搭乗編)

前回に引き続き、
ライアンエアの搭乗レポートをお届けします。

フランクフルトの地名を強引に使用している感のある
ハーン空港を拠点とするライアンエアですが、
本家のフランクフルト国際空港からは
バスで直接移動することが出来ます。

乗り場はANAやルフトハンザなどスターアライアンス加盟各社が
発着する巨大なターミナル1ではなく、
少し離れた場所にあるターミナル2の9番出口を出たところ。
ただし、始発はフランクフルト中央駅のため
この日はもうすでにほとんどの席が埋まっていて若干焦りました。



チケットは当日、運転手さんから購入すればOKですが、
事前にネットで購入することも可能です。
途中、渋滞もありましたがおよそ1時間30分ほどで
ハーン空港に到着しました。

空港に到着したら何はともあれ
カウンターでVISAチェックをしてもらいます。
かなり並ぶという噂でしたが、混雑していない時間帯だったのか
すぐに自分の番が回ってきて、あっという間に手続き終了。

カウンターはターミナルAにありますが、
小さい空港ながらターミナルがAとBに分かれているので
手荷物検査場に進む際は
自分の乗る便がどちらから出発するか確認してから移動しましょう。

自分はターミナルBを利用しましたが
手荷物検査場の入口脇にはマクドナルドがありました。
手荷物検査場を抜けたあとにも、
簡素ながら、免税店と売店、軽食が食べられるカフェがあるので、
小腹を満たすことは可能です。

ライアンエアの基礎編でも触れた
厳しいと評判の手荷物検査については、
空港のいたるところに手荷物のサイズを測るゲージが設置されています。
自分も恐る恐る奥行き1cmオーバーのバゲージを入れてみたところ
何とかゲージの中にピタっと収まりました。
(ちなみに隣に写っているのはレトロな雰囲気のタバコ販売機)



ですが、搭乗の際には何も言われることなく
チケットを見せてあっさりゲートをくぐれました。
実際にはどうしてそんなにと思うほど
手荷物を持ちこんでいる人も見かけたので
荷物に関しては、それほどシビアではなくなったのかもしれません(主観ですが)。

搭乗時間は15分ほど遅れたものの、
マラケシュにはほぼ定刻どおりに到着しました。
3時間半ほどのフライトでしたが、
1番前の座席だったので、足元の窮屈さも味わうことなく、
左側の窓際席からはジブラルタル海峡も見下ろすことが出来ました。

あと・・・面白いと言っては失礼なのですが、
CAさん(ほぼ男性)たちが目の前で
機内販売の売り上げが合わないらしく
あーだこーだいいながら計算機を叩いてる姿は何とも新鮮でした。

乗る前は不安な点ばかりだったライアンエアでしたが、
LCCデビューは思ったほど問題もなく
バスの代わりに飛行機に乗るという感覚が少しわかったような気がします。
でもやっぱり運次第?なところはある気がするので、
心と時間に余裕があるときにチャレンジした方がいいかもしれません。

2014/08/03

LCC搭乗レポート(ライアンエア基礎編)

今回のマラケシュ旅行では、
東京⇔フランクフルトをANAで往復して、
その先はドイツ国内を経由して、モロッコへ入ることに決めていました。

モロッコへ入るにはロンドンやパリの方が
便利なことを知っていましたが、
昨年の夏スケジュールで
ルフトハンザがデュッセルドルフ⇔マラケシュの直行便を
運行していることを確認していたので、
今年の夏スケジュールでも運航することを予測してのことでした。

ところが、今年のスケジュールでは
ルフトハンザの直行便が飛ばないことがわかり
困っていたところ、同日乗り継ぎできる時間帯に
アイルランドを拠点とするLCC、ライアンエアが
フランクフルト(*)⇔マラケシュ便を運航していることが判明。

(*)同じフランクフルト空港を名乗っていますが
ライアンエアが使用するのはフランクフルト市内から
車で90分ほど離れた場所にあるハーン空港のことを指します。



ライアンエアについては、あまりいい評判を聞いていなかったのですが
背に腹は代えられないということで、
思いがけず、初めてLCCを利用することとなりました。
(ちなみに帰りはスケジュールが合わず、
ルフトハンザ系列のLCC、ジャーマンウィングスを利用してケルンに戻ってきました)

事前に調べたところでは、
1) 機内持ち込み手荷物は55×40×20cmかつ10kg以内の1つのみ
2) 荷物の大きさは計測が厳しく行われる
3) 荷物のサイズや重さが超過した場合は、高額な追加手数料を徴収される
4) 座席は自由席なので、搭乗前に長蛇の列ができる
5) 事前に自分でオンラインチェックインしないと、空港で追加手数料を徴収される
6) EU以外の居住者はVISAチェックを受けるため、長蛇の列に並ばないといけない
・・・などなど不安になる要素ばかり。

でも、そのルールを守りさえすれば
かなり格安な運賃で移動できるのも事実。
旅に出る際の荷物を極力少なくする自分にとっては
持っているバゲージの奥行きが21cmで
1cmオーバーしてしまうことだけが心配でした。

ところが、この厳しいルールが大幅に改定されて
機内持ち込み手荷物は上記に加えて
もう1個(ハンドバック程度)を持ちこめるようになり、
座席もアットランダムながら事前に割り振られるようになり
搭乗前に長蛇の列を作らなくても良くなったのです。
(自分の場合は、旧ルール時代に優先搭乗の権利を購入していたせいか、
オンラインチェックイン時に自分の好きな席を選べました)

先述の厳しいルールこそがライアンエアの特徴で
かつLCCの醍醐味みたいなところがあるせいか、
今回のルール改定について、自分が参考にしたLCCの情報サイトでは
残念ながらほとんど触れられていません。
このブログで報告することで(検索に引っ掛かって)
そこまで不便じゃなくなった、ということを知ってもらえたらと思います。

ということで思わず長くなってしまったので、
実際の搭乗については次回改めてご報告したいと思います。
いましばらくお待ちください。