2016/03/24

ホテル開業情報(フォーシーズンズホテル京都-2)

今年、国内で開業するホテルの中でも
管理人が特に注目しているのが
アマネムとフォーシーズンズホテル京都。

アマネムは先日無事に開業を果たし、
近いうちに当サイトでも宿泊レポートを
お届けする予定ですが、
まだ情報の少ないフォーシーズンズホテル京都について
いつものようにサイトをチェックしていたところ
人知れず?公式サイトがオープンしていたので
こちらで情報を共有させていただきます。

前回のブログでもご紹介したとおり
今年の秋に開業する予定となっていて、
気になっていたホテルのイメージ画像が
一気に15点も公開されています。

紫色を差し色に用いた和モダンの客室、
低層階の建物ながら開放感溢れる吹抜けを持つロビー、
池庭に面したダイニングのテラスと
画像を見るだけでも美しさに溜息がこぼれるほど。

このまま順調に開業準備が進めば、
紅葉真っ盛りの京都で滞在を楽しめそう。
その日が来るのを今から
指折り数えて待ちたいと思います。

<公式サイト>
フォーシーズンズホテル京都

2016/03/12

マニラ旅行メモ(イントラムロス編)

先月、初めてフィリピンの首都マニラに行ってきました。
特に何か目的がある訳でもなく、
訪問国のカウントが増やせて、時間のかからない近場で
世界遺産があるところ・・・と、頭の中で検索したところ
閃いたのがマニラでした。

僕の場合、旅に出る前に現地に行ったことを想像しながら
下調べすることが楽しみのひとつなのですが、
その段階で出てくる情報は治安の悪さや
移動上のトラブルの話ばかり・・・。

とはいえ、行くからにはやっぱり観光は外せない!
ということで、マニラ発祥の地であり、
世界遺産にも登録されている聖オーガスティン教会を擁する
旧市街のイントラムロスだけは自力で行こうと
なるべく安全に行ける方法を調べて実践してきましたので、
今回はそのレポートをお届けします。

ただし、旅の拠点となるペニンシュラマニラは
マニラ郊外のマカティ市内にあり、
ホテルから徒歩7~8分のところに
MRTのアヤラ駅があるので、簡単に鉄道で移動できる
・・・というのが前提となっていますのでその点はご了承ください。

当日は比較的涼しいうちに行動するため
朝の通勤時間帯に重なってしまい、車内は混雑していましたが
日本の通勤風景とさほど変わりなく、周りに気をつけてさえいれば
それほど危険な感じはありませんでした。
MRTで2駅先(終点)のタフトアベニュー駅に到着したら、
連絡通路でつながっているEDSA駅でLRTに乗り換えます。

MRTもLRTも待っていればすぐに次の電車が来る感じで
時刻表はあるのかわかりませんが、
なかなか来ない、ということはなさそうでした。
LRTは見た目こそ路面電車のようですが、
高架を走るので車窓からの眺めもよく
20分ほどで目的地のセントラル駅に到着します。

【LRT】


ガイドブックだとひとつ手前のユナイテッドネーション駅で降りて
広大なリサール公園を通り抜ける方法が紹介されていますが、
リサール公園では日本人への”声かけ事案”があるようなので
僕はイントラムロスから距離的に一番近いセントラル駅を利用しました。

【セントラル駅北口】


セントラル駅の北側の出口を出ると
トライシクルの客引きが待ち構えていますが
そこは笑顔でかわして、駅の左手(西側)にある
ピンク色の建物(バスターミナル)の
裏側(駐車場のようになっている場所)を通って、
タフトアベニューまで進んでいきます。

【地下道入り口】


バスターミナルの北西角にはセブンイレブンがあり、
その目の前にある階段を下りると、
かなり広々とした地下道(ロートンアンダーパス)があるので
イントラムロス側へ簡単に渡ることができます。
地下道とはいっても人の往来があり
警備員らしき人もいるので、怖い感じはありませんでした。

【ロートンアンダーパス】


アンダーパスの一番奥にある右手(北側)の階段を上がれば
イントラムロスはもう目と鼻の先。
左手にある柵に沿って並ぶ露店の軒先をかすめながら
道を左に曲がったところに、
重厚な砦をくぐる古びたゲートが現れます(ここまで駅から5分ほど)。

【イントラムロスのゲート】


僕の最初の目的地はイントラムロスの一番北側に位置する
サンチャゴ砦だったので、
ゲートを抜けてすぐに右手(北側)に曲がり、
砦に沿ってひたすら道なりに西の方へ5分ほど進むと
入口の目印となるマニラ大聖堂前の広場に到着しました。

【マニラ大聖堂前の広場】


サンチャゴ砦の敷地内はキレイに整備されていますが
建物は戦争で破壊されてしまったものが復元されていたり
そのまま崩壊した状態で残されているものもあります。
砦の上を川沿いに散歩することが出来るので
川風の心地よさで、少しだけ暑さを忘れることが出来るかもしれません。

【サンチャゴ砦】


次に訪れたのはマニラ大聖堂。
四方を道路で囲まれて、窮屈を強いられている印象ですが
建物の内部は荘厳な雰囲気に溢れていて
地元の敬虔な信者の方たちが熱心に祈りを捧げていました。
入って左手の部屋に安置されているピエタ像もお見逃しなく。

【ピエタ像】


マニラ大聖堂のクーポラを仰ぎ見ながら
南に向かって、狭い道を歩くこと3分ほどで
イントラムロス最大の見どころとなる
世界遺産の聖オーガスティン教会に到着。
教会前の広場近くには、石畳の街並みも残されていて
観光客で賑わっているエリアとなっています。

【マニラ大聖堂のクーポラ】


当初、聖オーガスティン教会については
世界遺産とはいえ、フィリピン各地に散らばる
教会群の構成資産のひとつということで、
それほど期待値は高くなかったのですが、
実際に訪れてみると、予想を遥かに上回る
立派で見応えのある宗教美術館になっていました。

【聖オーガスティン教会の回廊】


最初に現れる中庭を囲む回廊はとても静かで
差し込む光と影のバランスが素晴らしく、
2階へとつながる階段室や
精緻な細工が施された扉の向こうに広がる
礼拝堂は息を呑むほど美しい空間でした。

【聖オーガスティン教会の礼拝堂】


また、回廊とつながる展示室では、
歴史を物語る遺物がかなり豊富に展示されているとともに、
ディスプレイの方法も洗練されていたのは驚きでした。
この教会は時間の許す限り、じっくり見学して欲しいと思います。

【聖オーガスティン教会の展示室】


帰りは教会から東の方へ向かい、
砦にぶつかったところで左手(北側)に曲がれば
最初に通ったゲートに戻れるので、そこから駅までは逆の道程。
イントラムロス内には学校がいくつもあるみたいで
お揃いのポロシャツを着た学生さんも多く、
駅まで同じルートを歩いている人も多かったのは心強かったです。

【イントラムロスの街並み】


マニラではバスやジープニーを乗りこなすのは難しそうだし
タクシーに乗るのは不安・・・という方でも
LRTやMRTは渋滞に巻き込まれることもなく
(常に混雑しているので、切符を買うのに行列は必至ですが・・・)
料金は安く、利用価値が高い交通機関だと思うので
活用を検討してみてはいかがでしょうか?

2016/03/08

ホテル開業情報(JWマリオットホテル奈良)

かなりブログの更新が滞っておりまして、
大変申し訳ありません・・・。
前回の更新日付を見て、自分が一番驚きました・・・。

さて、久しぶりに個人的に
楽しみなホテル開業のニュースがありましたので
こちらでご紹介させていただきたいと思います。

最近、自社で展開するラフォーレホテルのうち
5軒をマリオットにリブランドすることで話題になり、
マリオットとの関係が深化している印象の
森トラストグループから
奈良市内にJWマリオットホテル奈良を開業することが発表されました。

奈良は言わずと知れた日本を代表する古都で
東大寺、春日大社、興福寺などの
世界遺産に登録された寺社仏閣も数多い
日本有数の観光スポットではあるのですが、
これまで宿泊施設はそれほど選択肢が豊富ではありませんでした。

学生の頃は泊まる所にこだわりもなく
もちろん予算がある訳でもなかったので
奈良に宿泊したことは何度もありますが、
現在のようにホテルにこだわるようになってからは
正直、奈良で泊まることはなく
大阪や京都から足を伸ばすのが定番でした。

そんな中で海外のゲストにも名の知れた
外資系ホテルが誘致され、
しかも日本初上陸となるマリオットの上位ブランドである
JWマリオットが開業すれば
奈良での滞在を選択する人が増えるような気がします。

開業は2020年春の予定ですが、
どのようなホテルとなるのか
今から楽しみでなりません。

<ニュースリリース>
森トラスト