行きに深夜便のシンガポール線を利用して
クアラルンプールへ向かう予定だったので、
少しトランジットの時間を長く取ることにしていました。
その時間を如何に過ごすか?については
世界遺産になったボタニカルガーデンの訪問は
必須事項だったのですが、
お昼に何を食べようかとなった際に
ミシュラン一つ星を獲得した屋台があるという話題を知り、
香港油鶏麺(チキンヌードル)のお店、了凡を目指すことに。
場所はシンガポールのビジネス街に隣接する
チャイナタウン内のチャイナタウンコンプレックスという
雑居ビル(実際には駐車場のような雰囲気の建物)の
2階にあるということまではわかったのですが、
行列があるからすぐわかるという適当な情報しかなく、
かなりの数の飲食店が軒を連ねているので
思いきりさまよいました。
ということで、今回はその了凡への行き方を
地下鉄のチャイナタウン駅からわかりやすく
解説したいと思います!
まずチャイナタウン駅を降りたら、
Aの出口を目指して歩いてください。
エスカレーターを登ると目の前は
チャイナタウンの一角にあるパゴダストリート。
振り返るとニューブリッジロードという大通りにぶつかるので
その角を左に曲がります。
【写真1】
1本目のテンプルストリートを越えて、
2本目のスミスストリート(写真1)を左に曲がると
すぐ右手にチャイナコンプレックスの建物(写真2)が見えます。
【写真2】
階段を登り、一番左の赤い柱の方へ進み、
駐車場へ向かうスロープの手前にある
洋品店の中に伸びる通路を歩いていきます(写真3)。
【写真3】
お店が途切れた場所は広いホールになっていて、
左手に目をやるとすぐに
2階へ続くエスカレーターが見つかります(写真4)。
【写真4】
エレベーターを登りきるとそこは熱気漂うフードコート。
どこへ行けばいいのか迷ってしまいそうですが、
吹き抜けのあるすぐ右手の通路を進んでいきます(写真5)。
【写真5】
しばらくお店の軒先を掠めながら真っ直ぐ進み
カラフルなフルーツの屋台(写真6)が見えたら、その裏側が目的の了凡です。
【写真6】
お店の脇(通路の左手)には
ミシュラン一つ星になったことを解説する
看板が誇らしげに飾られています(写真7)。
【写真7】
了凡の店先には美味しそうに焼きあがった
鶏の丸焼きが何羽も吊るされ
それだけでも迫力があります(写真8)。
【写真8】
列を作るよう看板が出ているものの
肝心の行列が見当たりません・・・。
これはどういうことかというと、
開店前に行ったせいだと思うのですが、
みなさん、本来は食事をするテーブルを占領して
テーブルに沿って椅子に座りながら行列を作っていたのです。
お店の斜向かい(右手奥)へと列が伸びているので、
並んでいる(と思われる)列の最後尾へ向かってください。
この日は10時過ぎに到着したときに、
11時開店という張り紙が出ていたので
10~15組くらいいた先客の後について並んでいたのですが、
実際には10時半過ぎには開店して、
合わせて1時間ほどの待ち時間で購入することが出来ました。
【写真9】
お店と列の間に通路がある(写真9)ので、
列があるとは知らないお客さんの
割り込みが心配になりますが、
お店のおばさんが列に並んでいる人を
一組ずつ呼び寄せる仕組みになっているので
自分が呼んでない人はちゃんと判別してくれています。
自分の番になり、やっとお店で注文。
おばさんはちゃきちゃきしている感じですが、
不愛想ではなく、つたない英語でやりとり可能。
僕はお店の看板メニュー、香港油鶏麺(チキンヌードル)を頼みました。
1皿2.5シンガポールドル(約200円)には驚き(写真10)。
【写真10】
ミシュラン星付きとはいえ、料理自体は庶民の食べ物。
胸肉の部分にあたってしまったらしく、
思ったよりもチキンがパサパサしていたのと
ちょっと麺に絡んだソースに油分が多いかな・・・?というのが
正直な印象でした。
そして、最後にビックリしたことがあったのですが、
賑わうフードコートで食事を終えて、
さて、チャイナタウン駅へ戻ろうと
チャイナタウンコンプレックスのビルを出ると
目の前に何と・・・了凡の路面店が出来ていました(写真11)。
そんな情報、どこにも出てなかったんですけど。
【写真11】
ただ、こちらは庇があるとはいえ
暑い店の外で長い行列を作っていました。
開業間もないと思しき雰囲気の店内は
おそらくキレイなんだと思いますが、
暑くても日には当たらずに済むフードコートのお店と
どちらを選ぶかはお好みになりそうです。
ということで、以上
ミシュラン一つ星屋台、了凡の香港油鶏麺レポートでした。
これから行かれる方の参考になれば幸いです。
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