2020/03/08

南米の旅(アルゼンチン・ブエノスアイレス編)

今回の旅の最大の目的地だったのが
アルゼンチンの首都、ブエノスアイレス。
一生に一度は訪れてみたいと思っていた
憧れの地にようやく足を踏み入れることが出来ました。

とはいえ、日程はいつもながら短いので
そこまでじっくり楽しめる訳でもないため
到着した日の夜のうちに本場のタンゴショーを見てきたのですが
こちらはまた別の機会にレポートさせていただきます。


ブエノスアイレスの街をゆっくり散策できたのは
ホテル移動日だった元日。
朝はパークタワーから地下鉄で簡単に移動できる中心部、
午後はパークハイアットのある閑静なレコレータ地区を巡ってきました。

朝食レポートでも触れましたが
アルゼンチンの元日は自宅でゆっくり過ごす習慣があるため
タクシーやバスがほとんど動いてないので注意して、
という案内文がホテルから配られるほど。


実際、年越しに花火が上がるようなイベントごとがある訳でもなく、
迎えた元旦は晴天で、絶好のお出かけ日和でしたが、
ホテルに面した大通りも車はほとんど走っておらず、
人通りもないのでとても静かでした。

パークタワーのあるレティーロ地区は
駅の北側にスラム街が広がっていて
あまり治安的には良くないので
夜や早朝は出歩かない方が無難だそう。


ただ、交通の要衝でもあるレティーロ駅とホテルは
イングレスタワーの建つ広場を挟んで正対していて、
明るく見通しのいい広場を通るだけなので
そこまで怖い感じはしませんでした。

レティーロ駅に到着して安心したのも束の間
いざ地下鉄に乗る際に必要なSUBE(ICカード)を購入しようとすると
C線の窓口では販売しておらず
キオスクで買ってと言われるも、そのキオスクが開いていない状況・・・。


ダメ元で少し離れたE線の窓口へ行ってみると
こちらでは普通にSUBEを販売していたのですが
事前に調べていた値段は25~40ペソだったのに、何と90ペソとのこと。
駅の窓口だから騙された訳じゃないと思いますが・・・。

お目当ての中心部はC線でもE線でも行けるので
そのままE線に乗って移動したのですが
地下鉄もほとんど人が乗っていなくて、逆にちょっと怖いほど。
ただE線は車両も駅も新しいので、とてもキレイでした。


ボリバル駅を降りて、階段を上がると目の前に
ブエノスアイレスの中心、マヨ広場が広がっていました。
周囲には大統領官邸、大聖堂、市議会などが立ち並び
美しい建物が一同に会していて壮観です。

普段は観光客で賑わっていると思われる広場ですが
見かけるのは自分と同じ観光客が2~3組だけ。
ここからブエノスアイレスのシンボル、オベリスクへ伸びる
大きな通りもひっそりとしていて、貸し切り状態でした。


ブエノスアイレスの中心部とはいえ
たくさんある商店や飲食店も漏れなくお休み。
そんな中、オベリスクのある交差点の角にある
マクドナルドと小さなカフェだけが営業していました(プチ情報)。

タンゴショーに連れて行ってもらった際、
ガイドさんに勧めてもらったフロリダ通りも閑散としていて
路地に入るのはちょっと怖かったので
街歩きは早めに切り上げて、一旦ホテルに戻ることに。


ホテルをチェックアウトして、
レコレータ地区にあるパークハイアットまではタクシー移動。
事前の予告通り、待機しているタクシーはゼロだったため
15分くらい待って、何とか移動することが出来ました。

ひとまずチェックインだけ先に済ませ
ホテルに荷物を預けて、再び街歩き開始。
お目当てのレコレータ墓地は代表的な観光地だけあって、
こんなに人がいたのか?というくらい賑わっていました。


エビータのお墓があることでも知られる墓地は
ひとつひとつのお墓が大きくかつ立派な造りで
お墓参りする人よりも観光客の方が多い
屋外の美術館のような雰囲気。

入口に地図があって、著名な方のお墓には
地図に振られた番号とリンクした名簿があるのですが
結構な時間さまよったにも関わらず
エビータのお墓を見つけられませんでした・・・。


この後、足を伸ばして少し離れた場所にある
世界で2番目に美しい書店に選ばれた
エルアテネオにも行ってみたのですが
こちらは案の定お休みで、中の様子も窺い知ることは出来ず。

本当は国立美術館にも行きたかったのですが、
やはりこちらも元日はお休み・・・と
日程的な制約もあり、訪問できない場所もありましたが
ブエノスアイレスの街を歩いているだけで僕的には充分でした。


日本の裏側にあるアルゼンチンの季節は夏。
ガイドさん曰く、日本と同様に湿気が多く過ごしづらいそう。
ですが、滞在中はそこまで気温も高くなく、
変わりやすい天候ではありましたが、快適に過ごせました。

次に行ける機会があるかどうかはわかりませんが、
また長い休みが取れるならば
再度、南米大陸を旅してみたい
そんな思いの募る、あっという間の旅となりました。

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