長年ずっと行ってみたいと思っていて
なかなか叶わずにいた
雲南省の古都、麗江にようやく行くことが出来ました。
麗江へは日本からの直行便はないため
自分は前日の夜に上海入りして
虹橋空港近くのハイアットハウスで仮眠を取り
翌日の朝イチの便で麗江へ向かいました。
(この辺りについては前回のブログをご覧ください)
初日は旧市街の古城地区にある
アマンダヤンに宿泊するため
事前にリゾートで車を手配していただき
空港から40分ほどでスムーズに移動。
当初はタクシーでもいいかと思っていたものの
リゾートに入る手前にセキュリティチェックがあり
タクシーの乗り入れが制限されているとのことでしたので
行かれる際は事前に確認された方がいいかと思います。
麗江は6月~9月が雨季に当たるため
空港到着時も雨が降っていましたが
リゾートに到着する頃には幸い雨が止んでくれたので
部屋に荷物を置いた後はさっそく観光へと向かいました。
麗江観光の目玉のひとつとなるのが
世界遺産にも指定されている旧市街の古城地区。
この地で今も伝統を守りながら暮らすナシ族の築いた街で
一面を瓦屋根で覆われた風景が旅情をかき立てます。
アマンダヤンはこの古城地区の西側にある
小高い獅子山の一角に位置しているので
風情のある石畳の坂道や細い階段を辿っていけば
比較的簡単にアクセスすることが出来ます。
まず最初に向かったのは古城の中心にある四方街。
土産物店や商店が軒を連ねる広場からは
名前の通り四方に道が伸びていて
近くを流れる水路には古い石橋も架かってます。
ここから南東方向に伸びる道を進んでいくと
右手に官門口という石造りの門が現れるので
そこをくぐって真っ直ぐ歩いて行くと
ナシ族の首長であった木氏の官邸、木府に辿り着きます。
住居がひしめきあう古城地区の中にありながら
ここだけは別次元の敷地面積があり、
立派な建物が奥へ奥へと連なる様は
北京の紫禁城を彷彿とさせる雰囲気です。
フォトジェニックな回廊を進んでいくと
獅子山に向かって次第に標高も上がり
息を切らしながら階段を登っていくと(麗江の標高は約2,400m)
獅子山の山頂に聳える万古楼が見えてきます。
街の至る所から見ることの出来る
5階建ての立派な楼閣に登ってみると
木府や麗江古城は元より、外側に広がる新市街や
盆地全体を見渡せるので、とても壮観です。
万古楼を後にして、東側の門を出ると
石段と坂道が続く道の両側に
土産物店や眺望自慢のカフェが軒を連ねる賑やかなエリアがあり
坂道を下っていくと四方街に戻ることが出来ます。
ここからは北側に伸びるメインストリート(東大街)と
水路沿いの路地を行ったり来たりしながら
古城と新市街の境界となっている玉河広場を通り抜けて
さらに北へと川沿いの道を進んでいきます。
しばらく進むと現れる黒龍潭公園は
旧市街の北の外れに位置していて
大きな池の中や周囲に建物が点在している
風光明媚な観光スポット。
晴れていることはあっても夏場は雲に覆われていて
街のシンボル、玉龍雪山の姿を見ることは出来ませんでしたが
本来であれば玉龍雪山を背景にした
絶景が楽しめる場所となっています。
古城の中の道は細く、石畳ということもあり
自動車は乗り入れることが出来ません。
なので、今でも荷物を運ぶ手段として
リヤカー付きの自転車が活用されています。
瓦屋根の軒先が続く街並みも相まって
日本人にとってどこか懐かしい雰囲気の街は
地元の人たちものんびりしていて
慌ただしさとは無縁の世界でした。
また、街を散策していてよく目にしたのが
壁面や看板に書かれているトンパ文字。
ナシ族独自の可愛らしい象形文字で
トンパ文字のノートなどはお土産にしてもいいかもしれません。
古城地区は夜になるとライトアップされるので
夜景も楽しむことが出来ます。
アマンダヤンの一角にある文昌宮の下にも展望台があり
夜も多くの観光客で賑わっていました。
夜間の場合、極端に人気のない路地は
避けた方がいいとは思いますが
麗江は街全体の治安もよく、穏やかな雰囲気で
歩き回るのに不安は感じませんでした。
ただし、観光客の多くは中国国内からの人で
欧米系の人たちを見かけることは少なく、
そのせいなのか、街中ではほとんど英語が通じません・・・ので
訪問される際はご注意ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿