2018/02/18

ミャンマーの旅(ヤンゴン編)

バガンを後にして、再び空路でヤンゴンへ。
ヤンゴン空港は施設がとてもキレイだったことも驚きでしたが、
それ以上に飛行機とゲートを結ぶバスに
日本語表記そのままの中古車を使用していたのが印象的でした。

空港からはタクシーでの移動が一般的ですが
国内線ターミナルにはクーポンタクシーの
カウンターがないと聞いていたので
再びH.I.S.さんの往復送迎車にお世話になりました。
(タクシーだと片道10,000チャットが相場のようです)

まずは宿泊先のストランドホテルで
アフタヌーンティをいただき、
新しく出来たプールや庭を散策していると
あっという間に夕方に。

ホテルに待機していたタクシーに案内してもらい
この日はヤンゴンのランドマークであり、
ミャンマー随一の聖地でもある
シュエダゴンパゴダを訪問してきました。
(言い値で5,000チャットでした)

シュエダゴンパゴダには4つのゲートがあるのですが、
一般的に外国人は南側のゲートを使用するようです。
ただ、この日は南側から入ることが出来なかったため
東側のゲートで降ろしてもらいました。



そこからは両脇に仏具や土産物を扱うお店がひしめく
浅草の仲見世通りの階段版といった風情の
長い参道をひたすら真っ直ぐ登っていくのですが
屋根がついているので天候の心配はありません。

階段を登りきると右手にすぐ
外国人用の受付があるので
そこで入場料(10,000チャット)を支払い
記帳を済ませると、胸にシールを貼ってくれます。



目の前に聳える巨大な黄金の仏塔は
高さが100m近くあるので、
丘の上にも関わらず、敷地も広大で
一周するだけでも時間がかなり必要です。

仏塔の周囲にはミャンマーらしく
電飾で煌びやかな仏像が並んでいたり、
この場所に寺院が建てられたきっかけとなった
聖なる井戸が残されていて、見どころも沢山。



ミャンマーには8つの曜日があって、
自分の生まれた曜日を信仰する習慣が残っているのですが、
それぞれの曜日ごとに祠があるので
自分も火曜日の祠をお参りさせていただきました。

この日は日曜日だったので、
家族連れ、若いカップル、地元の団体客で境内は大混雑。
日没を過ぎてもなお、活気に満ち溢れていて
この国の仏教への信仰の深さを改めて感じる瞬間でした。



帰りも同じゲートから出るルールなので、
再び東側の階段をひたすら降りて、
その場にいたタクシーの手配をしてくれる人と話をして
4000チャットでホテルまで送ってもらいました。

翌日は午前中、ホテルでゆっくりと過ごした後、
16時半のスパトリートメントまでの時間を使って
ヤンゴンのダウンタウンの散策と
ランチやお土産を物色することに。



まずはホテルのあるストランド通りを東に向かい
港に面した場所に建つ古刹、ボーダタウンパゴダへ。
入口で5,000チャットを支払うと
ミネラルウォーターをくれました。

立派な仏塔は残念ながら修復中でしたが、
こちらの仏塔は中に入れるのが特徴で
しかも内部は目もくらむような
金色の装飾で壁も天井も埋め尽くされています。



敷地内には仏教的な遊興施設?もあったりして
ミャンマーの人たちが純粋に楽しんでいる姿は微笑ましく、
若い人たちが普段着として民族衣装を身に着け
熱心にお祈りしている姿に感銘を受けました。

ボーダタウンパゴダの正面の通りを北上して、
ランチをいただくべくお目当てのカフェ、ラッキーセブンへ。
高校生にも満たないような若い店員さんたちが、少し気になりましたが
お揃いの制服できびきびと働いています。



こちらではミャンマーの国民食、
モヒンガーを注文したのですが、
スパイシーながらも優しさを感じる味。
地元のビジネスマンに紛れて、ローカルな雰囲気も体感。

ここからは少し移動距離が長いので
事前に下調べしておいた
観光客には難易度の高いと言われる路線バスに乗って
ボージョーアウンサンマーケットを目指してみました。



お目当てのバスに乗るためミャンマー数字も覚えましたが、
ちゃんとフロント部分にアラビア数字が表示されていました。
100チャットを握りしめて乗り込んだ車内も
冷房が効いていて、思いの外快適に移動できると思います。

ただひとつ想定外だったのは、事前に調べていたルートと違う場所で
バスが道を曲がってしまうというハプニングが。
これには地元の人たちもザワザワしてましたが、
地図は把握していたので、何とかリカバリー(苦笑)。



そんなハプニングもありつつ
活気あふれる街の中を歩いてようやく到着した
ボージョーアウンサンマーケットですが、
何と月曜日休業でした・・・。

気を取り直して、歩道橋を挟んで向かい側にある
商業施設の入る建物へ入ったのですが、
これがまた、今まで見てきたヤンゴンの街とは打って変わって
ものすごい洗練された最新型のショッピングモールでビックリ。



海外のブランドショップやお洒落なカフェが
軒を連ねる館内はハイソな雰囲気。
日本で言えば成城石井的?なスーパーマーケットも入っていたので、
お土産にインスタントのミルクティーを購入しました。

ショッピングモールを歩いている間に天気が崩れて、
突然のスコールに見舞われてしまいましたが、
様子見しつつ、雨足が弱まったところで、
再び路線バスに乗って、ホテル近くまで戻ることに。



まだスパの予約まで時間があったので
事前にリサーチしていたラングーンティーハウスというカフェに入り
ミャンマーの甘い紅茶、ラペツィエで一息。
お値段もお高めですが、ケーキも美味しさそうなものが揃っていました。

ホテルのスパでミャンマー式マッサージの
トリートメントを受けてリフレッシュした後、
時間よりも早く来てくれたお迎えの車に乗り込み
渋滞はありつつも、40分ほどで無事に空港へ到着。

最後にちょっと誤算だったことがひとつ。
チャットが余っていたので、空港でドルに両替をしようと思っていたのですが
まだ19時にも関わらず、空港の両替店がどこも閉店していて、
チャットを両替することが出来ませんでした・・・。

制限エリア内にミャンマー製品を扱う
お土産物屋さんもあるので、そこで買い物をすることも出来ますが
ヤンゴンからANAの直行便で日本へ帰国される方は
空港到着時に両替できない可能性があるので、ご注意ください。

これまでミャンマーというと、軍事政権の支配や
特定の民族への弾圧があったりと負のイメージがありましたが、
街を歩いてみた限りは、東南アジアらしい素朴な雰囲気が残っていて
温厚でシャイな人々が暮らしている、そんな印象を受けました。

ヤンゴンは都市化の波にさらされていて
数年後にはまた違った表情を見せているかもしれませんが、
観光地とはいえ、いい意味で洗練されていない
バガンの長閑な雰囲気はこれからも残しておいてほしいと願います。

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