2016/10/15

カトマンズの旅(バクタプル編)

カトマンズ市内の観光を終えて、
午後は近郊にある古都・バクタプルへ。
その前に午後だけ参加のお客さんをピックアップして
道中でお昼ごはんをいただくことに。

連れて行ってもらったのは
カトマンズの中でもちょっとハイソな雰囲気漂う
洋館が立ち並ぶ一角。
戸隠で修行したという現地の職人さんが振舞う
ヒマラヤ蕎麦をいただくことに。



出された料理は完全に見た目も味も和食。
少し味は薄味でしたが、普通に美味しく
現地駐在の日本人の方には
ありがたい存在なのかもしれません。
現地人ガイドさんも手慣れた箸さばきで食事をしていました。

お腹を満たした後はいざバクタプルへ。
ネパールからバクタプルまでは
広くて快適な道が整備されていて、
日本の援助で建設された道路だそう。
ですが、せっかく交差点に設置されている信号は使われず、
警察官が車を捌いていて、渋滞するのは相変わらずでした・・・。

バクタプルはネパールでも特に古い町並みが残る街で
中心部には車が乗り入れられないため
近くの駐車場で車を降りて
街の入り口で入場料を支払ってから
坂道を登って丘の上に広がる街を目指します。



街の中心、ダルバール広場に辿り着くと
こちらもやはり崩壊してしまった建物が目につきますが
55の窓を持つ旧王宮は現存していて
兵隊さんが目を光らせる金色に輝くゴールデンゲートをくぐり
内部を一回りすることが出来ました。
併設されているタレジュ寺院はヒンズー教徒しか入れませんが
入口から中を覗き込むことは許してもらえます。

ダルバール広場から南に延びる
路地に入ると、地元の人々が営む商店が軒を連ねていて
静かでのんびりとした雰囲気に。
焼き物でも有名な街ということで
路地を抜けた広場には、焼く前の器や壺が天日干しされていました。



カトマンズ盆地随一の高さを誇る
5層のニャタポラ寺院のあるトウマディー広場から
ダッタトラヤ寺院の建つタチュパル広場まで
街のメインストリートの雰囲気を味わいながら散策した後、
ガイドさんに名物になっているヨーグルト、
ズーズーダヒ(しかも作り立て)をごちそうしていただきました。
これがものすごい逸品で、美味しさに感激すること間違いなしです。

現地のツアーは案外さらっと名所を観光して終わり、
ということがままありますが、
今回はゆっくり街歩きをすることが出来て
特にバクタプルはここまで来る観光客はいないような
穴場の寺院にも連れて行ってもらい、満喫することが出来ました。



まだ震災の傷跡が生々しいカトマンズ盆地の街ですが
人々が力強く生活している姿や
寺院が着々と再建されている様子を垣間見ることができました。
僕には観光でお金を支払うことくらいしか出来ませんでしたが
一日も早い復興を心より願っています。

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